ロマン主義は主として18世紀後半から19世紀に

かけて行われたヨーロッパの精神運動のひとつである。時にはプレ・ロマンティスムと一括りにされてしまうこともある教条主義、古典主義の対概念としてとらえられるもので、アメリカの哲学者・アーサー・ラブジョイ(en:Arthur Oncken Lovejoy)によれば「ロマン主義の時代」は1780年から1830年と定義されている。また、ロマン主義は産業革命の大きな原動力となった。その萌芽は既にベルナルダン・ド・サン・ピエールやディドロに見られ、セナンクール・スタール夫人・バンジャマン・コンスタン・シャトーブリアンといった初期ロマン派作家によってそれまで教条主義によって抑圧されてきた個人の根本的独自性を根本とした表現が特徴とされる。これらはナポレオン1世の第一帝政に対する文化的抵抗運動の中で文芸サロンやサークルの中で醸成された。また、フランスのルソーの著作がドイツに伝えられたことで始まったドイツのロマン主義は、さらに再びフランスに逆輸入される形でその花を開いた。
update:2009年09月11日